「朝と夜」筋トレに適切なタイミングは?トレーナーが時間帯別の効果を解説

query_builder 2023/08/15
ダイエット健康姿勢運動レッスン
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朝やるのがよいのか、夜やるのがよいのか……。なにかと物議を醸す、筋トレのタイミング。


実はどちらの時間帯にもメリットやデメリットがあります。


今回は、筋トレを朝に行うメリット、夜に行うメリットそれぞれについて、またどちらのタイミングだとしても意識すべきことをお話します。

筋トレに効果的な時間帯は朝と夜のどっち?

1.朝に筋トレするメリット・デメリット

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朝は、副交感神経が優位の状態にあり、少しずつ交感神経に切り替わることが特徴です。朝の筋トレは、トレーニング内容ややり方によって、体にプラスにもマイナスにも働きます。そのため、朝に筋トレするメリットとデメリットを踏まえて、体の状態に合わせた運動量やメニューを心がけましょう。

朝に筋トレを行うメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット
①自律神経のリズムを整えやすい
②スムーズに体温や血圧を調整しやすい


デメリット
①過度なトレーニングや負荷は疾病や障害のリスクを高める
②通常より早く起きる必要がある


自律神経のリズムを整えられれば、スムーズに次の動作に移れます。朝の時間を使って体を鍛えつつ、生活習慣のメリハリもつけられることは一石二鳥です。

ただし、朝は体温が十分に上がりきっていないため、無理な筋トレは病気やケガのリスクを高めます。起床後からしばらく経過したタイミングで、ウォーミングアップを忘れずに行い、トレーニングを始めましょう。

軽い有酸素運動やストレッチ、水分補給を行った上で筋トレを始めれば、急激な運動による心臓への負担を軽減し、血圧や心拍数の上昇に伴うケガを防ぐことができます。


2.夜に筋トレするメリット・デメリット

夜は、朝に比べて体温や肺活量などの身体機能が高い状態です。ただし、帰宅後にトレーニングすることになるため、仕事帰りに筋トレ時間をうまく確保する必要があります。


夜に筋トレを行うメリット・デメリットは、以下の通りです。


・メリット

①身体機能が筋トレにふさわしい状態に近い

②ほどよい疲労感であれば寝つきがよくなる


・デメリット

①スケジュール管理がむずかしい

②就寝前の激しいトレーニングは目がさえて寝つきが悪くなる



夜に筋トレを行うと、体温の上昇とほどよい疲労感によってスムーズに眠りにつくことができ、筋力アップと睡眠の質向上を同時に目指せます。

ただし、夜の体調は日によって異なるため、筋トレの内容や回数を調整しながら、翌日に悪影響が出ないように取り組みましょう。

また、副交感神経が優位の状態にスムーズに移れるように、夜のトレーニングが終わったらストレッチを行い、体と心をリラックスさせることが大切です。筋トレ後のストレッチを丁寧に行うと、筋肉疲労の回復を促し、筋トレの効果をさらに高められます。


朝や夜に行う筋トレ効果を高めるポイント

1.食後2~3時間後経ってから筋トレする

効率的に筋肉を鍛えたい場合は、食後2~3時間経ってから筋トレを行うことがベストです。

筋肉は、「栄養補給」「筋トレ」「筋肉の休息」のバランスが取れてこそ鍛えられます。エネルギー不足状態にある食前にトレーニングを行っても、筋肉が分解されやすくなり逆効果です。通常の食事量を摂った後であれば、消化活動が完了する2~3時間後を目安にトレーニングを行いましょう。

また、食後すぐは血液が食べ物の消化吸収に集中するため、筋肉へ十分に栄養を送り届けることができません。血液が消化吸収に集中できないと、消化不良や腹痛を招く恐れがあります。十分な筋トレ効果を出すためにも、空腹状態と満腹状態のタイミングでの筋トレは控え、トレーニング後は筋肉をしっかり休ませましょう。

2.筋トレにかける時間は30分~1時間を目安にする

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1回のトレーニングの長さが、筋トレ効果に比例するとは限りません。やみくもにトレーニングに励むのではなく、30分~1時間、最大でも90分を目安に取り組みましょう。

筋トレ時間を30分~1時間に抑えることには、以下のメリットがあります。

  • 正しい手順・フォーム・呼吸法による、質の高い筋トレができる
  • 疲れによる予期せぬケガや筋肉痛を防げる
  • 筋トレ後の疲労が残らないことで、次の行動に移りやすくなる
  • 筋トレ中の集中力やモチベーションを保ちやすい
  • 無理のない範囲で鍛えられるため、筋トレをルーティーン化しやすい

ただし、筋トレにかけるベストな時間は、理想のボディやこれまでの経験によって個人差があります。 まずは長期的に続けることを意識して、無理のないトレーニング時間を設定し、理想の体を作り上げましょう。


3.筋トレ中は適度に休憩を入れる


筋トレ中は、適度に休憩を入れることがポイントです。休憩を取ることなくトレーニングを続けた場合、疲労感の蓄積が原因で思わぬ事故やケガを招く恐れがあります。 安全に筋トレを続けるためにも、筋トレ中は適度な休憩を入れましょう。

筋トレの目的に合わせて休憩のタイミングや長さを変えることで、より効率的に筋肉を鍛えられます。

以下は、鍛えたい部分別のおすすめ休憩方法です。

鍛えたい部分効果的な休憩方法
筋力
  • 各セット間の休憩を長めに取る
  • 2~3分、最大5分を目安とする
筋持久力
  • 各セット間の休憩を短めに取る
  • 30~60秒を目安とする

筋トレに適度な休憩をはさむことには、姿勢を正したり呼吸を整えたりできるという側面もあります。筋トレの質を高めるために、無理をせず自分に合うタイミングで体を休めましょう。


4.無理のないペースで続ける


筋トレで効果を出すには、休養も大切です。筋トレをすると筋繊維が損傷します。損傷した筋肉が修復することを「超回復」と呼び、超回復にはおよそ24時間から48時間ほどかかります。

超回復で修復された筋肉は筋肥大を起こし、トレーニング前よりも成長します。超回復のための休養期間を取らず毎日筋トレを行うと、人によってはかえって筋肉が収縮したり疲労によってパフォーマンスが落ちたりする可能性があります。効率よく筋肉を成長させるためには、休息を忘れないようにしましょう。

同じ部位は、週2〜3度トレーニングを行います。それ以上頻度を上げてしまうと、超回復が起こらず筋トレの効率が悪くなります。毎日筋トレを続けたい場合は、上半身を鍛えた次の日は下半身を中心に鍛える、といった具合に部位を分けてトレーニングする方法もおすすめです。


「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 筋トレを始める人が増えている今、「どのタイミングで筋トレをするべき?」と疑問に思うことありますよね。頑張って運動するわけですから、結果にはこだわりたいもの。そこでトレーナー歴10年の東急スポーツオアシススタッフが、筋トレの効果をより引き出す時間帯は朝と夜のどちらなのかについて解説します。 2022.2.12 コスメ・ビューティー お腹シェイプアップダイエットトレーニング筋トレ 朝と夜はどちらが筋トレ効果が高いのか? 「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 photo:shutterstock 朝と夜、どちらで筋トレを行なった方が効率的なのか。同テーマで様々な研究が行われていますが、その結果も様々というのが事実です。 一概には言えないため、自分の運動目的や体質を踏まえた上で、ライフスタイルにフィットした時間帯に筋トレを行うことが大切なんです。 これから紹介するそれぞれのメリットとデメリットを参考にして、自分に合った時間帯を選んでみてくださいね。 朝筋トレの効果とおすすめの筋トレ 「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 photo:shutterstock 朝に筋トレを行うことで、代謝がアップしやすいと考えられています。また朝に軽い運動を行うことで集中力を高める効果も見込めます。 朝筋トレのメリット ・本格的な活動の前に代謝が高まることにより、1日トータルの消費カロリーがアップしやすい。 ・適度なトレーニングには集中力を高める効果があると言われているため、そのあとの本格的な活動(仕事やお出かけなど)にすっきりとした気持ちで臨むことができる。 ・ジムが混んでいない時間帯なので、ノンストレスでトレーニングができる。 朝筋トレのデメリット ・体温が上がっていないため、自分の限界を超えるような激しい運動は不適切。 ・同様の理由で、無理な筋トレは病気やケガのリスクを高める。 ・早起きが苦手な人が無理をしたり、睡眠時間を削ってまで筋トレをするのは、生活の質を下げるためおすすめしない。 基礎代謝がアップする朝におすすめの筋トレ「スクワット」 「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 photo:東急スポーツオアシス スクワットは、下半身全体を効率良く鍛えられるトレーニングです。特に刺激されるのは、お尻と太もも。大きな筋肉をしっかりと温めることで、1日の消費カロリー量アップを目指せます。ダイエット目的の方におすすめしたいですね。 トレーニングの手順 1 足を肩幅程度に開き、爪先を気持ち外側に向けましょう。 2 椅子に座るようなイメージで、腰を下ろしては上げる動きをゆっくりと繰り返します。 3 背筋を伸ばし、腹筋に力を入れて、まずは10回頑張ってください。 お尻を後ろに突き出して、股関節から曲げる意識を持ちましょう。また、膝がつま先よりも前に出ないよう注意できるといいですね。 夜筋トレの効果とおすすめの筋トレ 「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 photo:shutterstock 夜の時間帯は、しっかりと筋トレを行うのにうってつけ。効果的に筋肉を増やしたいなら、朝より夜がおすすめです。寝る前の激しい運動には注意しましょう。 夜筋トレのメリット ・体温が上がっているため、高重量を扱って限界まで追い込みやすい。 ・その日感じたストレスやモヤモヤを発散。達成感を持ってその日を終えることができる。 ・就寝時間の3時間くらい前に適度な運動を行うと、寝つきが良くなると言われている。 ・寝つきがいいと快眠につながり、成長ホルモンが出やすくなる。筋肉の修復・合成がスムーズに進むことが期待できる。 夜筋トレのデメリット ・就寝前に激しく身体を動かすと、寝つきが悪くなることも。 ・他の予定に圧迫されて、トレーニングの時間が確保しづらい。 ・仕事や他の予定で体力・集中力を使ってしまい、ベストパフォーマンスを出しにくい場合もある。 ・ジムのピークタイムにあたるので、利用に際してのストレスが多い。 夜行いたいお腹痩せ筋トレ「クリスクロス」 「朝と夜」筋トレの効率的なタイミングはどっち?トレーナーが時間帯別の効果を解説 photo:東急スポーツオアシス ねじりの動きを加えることで、脇腹の「腹斜筋」を刺激。お腹と腰周りを同時に引き締めることができます。美しいくびれをイメージしながら、リズム良く動きましょう。「しっかり鍛えた感」が得られるので、夜に行うトレーニングとしてピッタリです。 トレーニングの手順 1 仰向けになり、膝を曲げた状態で片足を上げます。 2 両手で頭を支えながら上半身を持ち上げて、対角の肘と膝をつけるように動かしましょう。 3 合計10回を目安に、手足を交互に入れ替え続けてください。 肘と膝をつけるのが難しい場合は、無理をしなくて大丈夫です。できる範囲で頑張りましょう。足はなるべく遠くに伸ばして、お尻が床から離れないように意識すると効果的ですね。 筋トレで気を付けたい2つのこと

食後2~3時間後経ってから筋トレする

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筋トレを行う2~3時間前に食事を摂ると良いでしょう。


エネルギーが欠けた状態で筋トレをすると、育てたかったはずの筋肉が分解されやすくなり本末転倒の結果に。


また、食後すぐの状態では食べ物を消化するために血液が消化器官に集中しています。


そのため、筋肉に栄養を効率良く運ぶことができません。消化不良を防ぐためにも、少し時間を置いてトレーニングを行うようにしましょう。

休息も大切!毎日行わなくてOK

筋肉はトレーニングによって一度破壊され、身体が修復を促すことにより成長していくものです。


効率を求めるのであれば、トレーニング後2~3日程度の休息を取ることが推奨されています。


そのため、一気に全身を鍛える方は、週2日くらいの頻度で筋トレを行うと良いでしょう。

「今日はお腹」「明日は太もも」など、鍛える部位を分けて1日3分程度のトレーニングを続けていくこともおすすめですよ。

筋トレのベストタイミングはライフスタイル次第!

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朝と夜、どちらの時間帯にもそれぞれ筋トレを行うメリット、デメリットがあります。


私個人は、筋トレの時間帯を考える上で大切にしたいのは、続けやすさと捉えています。


どちらの時間帯に行うにしても、継続できなければ意味がありません。

ご自身のライフスタイルと筋トレを照らし合わせてみてください。

朝と夜、どちらの時間帯だと無理なく楽しく筋トレを続けられるのか、どちらの時間帯なら自分のライフスタイルにフィットするのか。それが自分のベストタイミングになるのではないでしょうか。

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