ビタミンDはどんな食べ物に含まれる?1日の摂取基準やはたらきは?

query_builder 2022/02/27
健康
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「ビタミンDはどんな食べ物に含まれているのかな」
「不足すると体に良くないって聞いたけど、どんなはたらきがあるんだろう?」

というようにビタミンDに対して関心をお持ちの方も多いでしょう。

ビタミンDはカルシウムやリンなどのミネラルの吸収に関わる栄養素です。

不足すると骨の代謝異常を引き起こし、高齢者の場合には骨粗しょう症の要因になってしまう可能性もあります。

この記事では、ビタミンDがどのような栄養素なのか、どのくらい摂取するべきなのか、どんな食べ物に含まれているのかについて、詳しく解説していきます。



ビタミンDにはどんな効果があるの?

ビタミンDとは


ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を助け、カラダ作りをサポートするビタミンです。

 

ビタミンは水に溶けやすい水溶性ビタミンと、油に溶けやすい脂溶性ビタミンに分けられます。脂溶性ビタミンであるビタミンDは、過剰な分を排泄することができず、カラダに蓄積してしまうリスクがあります。それによる健康障害が否定できないため、注意が必要です。

 

ビタミンDをカラダに供給する方法は2つあります。1つ目は、食品から摂取することで、2つ目は、日光に当たることです。



ビタミンDの主な働き

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ビタミンDの働きは次の2つです。

・カルシウムの吸収を助ける
・免疫機能を調節する

ビタミンDを摂取すると、肝臓や腎臓で活性型ビタミンDに変換され、さまざまな働きをします。活性型に変換されることで、体内で働けるようになるのです。

ビタミンDは小腸でカルシウムとリンの吸収を促進する働きがあります。
リンも骨や歯を構成する成分のひとつであるため、ビタミンDを摂取すると骨や歯の発育が促進されることが特徴です。

過剰な免疫反応を抑制したり、逆に免疫機能を促進したりする働きもあります。

風邪やインフルエンザなど、ウイルスによる感染症の予防

ビタミンDには免疫機能の調節をする働きがあることから、風邪やインフルエンザなどの予防に効果がある可能性があります

ビタミンDの摂取量と新型コロナウイルスの重症化に関連があるのではとも言われおり、こちらも研究が進められています。
ただし、現時点で関連性は明らかにされていません。

生活習慣病予防

ビタミンDは、免疫機能を調節するだけでなく、生活習慣病の発症リスクを減らすこともわかっています。糖の代謝にビタミンDが関わっているため、摂取することで糖尿病のリスクを減らすことが可能です。

このほか、骨粗鬆症や高血圧、脂質異常症などのリスクも減らします。心筋梗塞の発症を減らすことも報告されています。ビタミンDが不足することで高血圧のリスクが2.4倍にもなることから、高血圧が原因で起こる心臓病や脳卒中などの予防にも有効でしょう。


摂取量の目安


  • ビタミンDが不足すると、身体機能のリスクが生じるため、日本人の食事摂取基準(2020年版)のデータを参考に食生活を改善していきましょう。
  • 年齢ごとの摂取基準を下記の表にまとめましたので、参考にしてください。
  • 【年齢・性別ごとの摂取基準(㎍/日)】

男性女性
0~5(月)5.05.0
6~11(月)5.05.0
1~2(歳)3.03.5
3~5(歳)3.54.0
6~7(歳)4.55.0
8~9(歳)5.06.0
10~11(歳)6.58.0
12~14(歳)8.09.5
15~17(歳)9.08.5
18~29(歳)8.58.5
30~49(歳)8.58.5
50~64(歳)8.58.5
65~74(歳)8.58.5
75以上(歳)8.58.5
妊婦8.5
授乳婦8.5


おすすめのビタミンD摂取方法

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ビタミンDは食品から摂取したり、日光を浴びることにより体内で活性されます。

ビタミンDは脂溶性のため体内に蓄積しやすいので、できるだけ多く摂るというよりは、不足している分だけを補うようにしましょう。健康食品やサプリメントを使うのも効果的です。
なお、効率的にビタミンDを摂取できる食品には次のものがあります。

ビタミンDが多く含まれている食品

ビタミンDが多く含まれている代表的な食品は、次のとおりです。

・鶏卵
・うずらの卵
・あんこう
・しらす
・さけ
・さば
・まぐろ
・牛乳
・ヨーグルト
・チーズ

特に、さば、まぐろ、さけなどには豊富なビタミンDが含まれています。
摂取するだけでなく日光浴も欠かせません。両手の甲を日向で日光に約15分当てるだけで、日本人が1日に必要とするビタミンDを活性化させることが可能です。



不足しがちな食生活と生活習慣


ビタミンDを多く含む食品を見ると、魚から摂取する割合が多いことが分かると思います。そのため、魚を食べる頻度が少なくなると、ビタミンDの摂取量が不足する傾向があります。1日でビタミンDの目安量を満たすことも重要ですが、1日で満たすことができない日もあるかもしれません。脂溶性ビタミンで、体外に排泄されにくい特徴もあるので、数日間を通して満たせているかの確認をすることが重要だと思います。

 

また、外出の頻度が少なくなると、皮膚で作られるビタミンD量が少なくなります。窓ごしに日光に当たっているとしても、窓ガラスは紫外線を通しにくいと言われています。実際の日光浴時間については、夏なら木陰で30分程度、冬なら1時間程度を目安にすると良いと思います。



まとめ

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タミンDは脂溶性ビタミンの一つで、骨の健康と関わっている栄養素です。

不足し続けると骨の病気になってしまうこともある重要な栄養素ですが、成人の方を中心に日本人には足りていない栄養素であることも事実といえるでしょう。

魚類などの動物性食品やきのこ類などから、積極的にビタミンDを摂取するよう意識してみてくださいね。

また、ビタミンDは日光を浴びることでも作られるため、この機会に食生活だけでなく生活習慣そのものも見直してみるといいかもしれませんよ。



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